ごぶさた…
1週間ほど日本から友達が遊びに来ていて、出歩いてばかりいたため、ブログも随分さぼってしまった。
友達と観光スポットを歩き回るのはいつもとても楽しいものだが、今回はその友人たっての希望で、「ポップなお店」を探してChueca地区へ行ってみた。
Chueca地区は、主に若者とゲイの人たちが集まる地区で、一応流行の先端をいっているはずで、おしゃれなお店もまあまあ多い。日本に比べたら全然レベルが低いだろうけど…。買い物は別として、友人たちはChuecaという地区の雰囲気を楽しんでくれたみたいだったので良かった。
さて、友達も帰国してまたヒマになった私のところに、日本から荷物が届いた。
それも、ふたつも同時に!
荷物が届いたといっても、郵便屋さんが持って来てくれたわけではない。以前もちょっと書いたが、荷物を家まで届けてもらうためには月何ユーロか払って申し込まなければならず、うちはそのサービスを利用していないため、
「あなた宛の荷物が届いたので郵便局まで取りに来てね~。あ、家まで届けて欲しいなら○○ユーロで届けてあげるから電話してね~」
という通知の紙切れだけが届いたのだ。(過去の郵便局荷物ネタはこちら→「郵便配達事情」 )
近所にも郵便局があるのに、なぜか歩いて15分かかるほうの郵便局まで取りに行くはめに。
でも、小包が届くとものすごく嬉しいので、そんな手間ひまもへいっちゃら、でルンルンと取りに行った。
窓口で、通知の紙とDNI(英語でIDのこと)を差し出すと、窓口のセニョーラはじーっとDNIを見て、
「苗字が違うわね」
と言った。
ええっ?! と思って見ると、ひとつは私の旧姓で届いているのだった。
しかも差出人は私の親。し、しっかりしてくれよ~!
「それは私の結婚前の名前で…。ほら、日本だと結婚すると苗字がかわるので…。」と一生懸命説明してみる。スペインでは結婚しても苗字はかわらないからね・・・。
でも、セニョーラは「この名前のDNIがないと、小包をあげるのは難しいわ」と、首を振る。そんなぁ~。
今持っているDNIは、パスポートも含めて全て結婚後に作ったものだから、旧姓が載っているのなんかないのだということを説明する。雰囲気的には、そんなに疑がっているわけでもなさそうなので、これは形式上、ゴネてみてるだけだな、と直感。
「うちの親はもう年だから、私が結婚したことすら忘れちゃったみたい」と言ったら、笑ってもらえて、仕方ないというかんじで結局荷物はもらえた。ホッ…。
それにしても今回は、結婚して姓が変わってから、一番面倒な事態だった。
初めて、この決まりについて少し疑問を抱く。
日本国内における銀行口座の名義変更が面倒、というレベルじゃなくて、結婚前の自分と結婚後の自分が同一人物ではなくなってしまうということなのだから…。
(ま、今回のことは、そもそもは、娘の名前を間違える親がいけないのだけど。今度からは気をつけてね~お父さん。)
気になる荷物の中身は「赤ちゃん@スペイン」 にて公開中…。