寒い夜はcocido(コシード)
かなり更新をさぼってしまった…。
この記事もだいぶ前に書き始めたのだが下書きのまま放置されていたもの。11月ごろの話かな…。
やっとやっとアップできる。。。
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最近Madridはすっかり寒くなって、冬。
鍋物が食べたくなる季節。
ということで、うちの料理好きだんなが、今度は、この辺りの郷土料理らしい"cocido madrileno(コシード・マドリレーニョ)"を作ってくれた。
スープと、具。具は写真撮影のために皿に盛ってあるけれど、実際は鍋に入れっぱなしにしておくとホカホカで良い。
Cocidoとは、牛肉や鶏肉やチョリソーを、野菜と豆と一緒に煮込んで、スープと具を別々に食べるという料理。つまり、ひとつの鍋でスープとメインディッシュができてしまうという便利なもの。
「なんでわざわざスープと具を別にするの?同じ味でつまらなくないの?」と思うところだが、これがなんだか違うから不思議。スープには「フィデオ」という、そうめんを3センチほどの長さにしたような細いパスタを入れて食べるからかもしれない。
このスペイン料理の素晴らしさは、「とにかく作るのが簡単」なところ!
そして、味付けもシンプルなのに、できあがりはとってもとっても美味しかった。
素材の味がそのまんま生きているのかな?
だんなちゃん、これは美味しい、すごいよ!ありがとう!とまた大絶賛。
(おかげで「食卓日記」にも久しぶりにスペイン料理がのることになったよ…。)
***レシピ***
Cocidoの材料(日本人なら3~4人で腹いっぱいになる感じ?)
*牛ロース肉(garreta de ternera) 200g
*鶏肉 4本(部位はナゾなんだけど今回は骨付きもも肉をいれた)
*豚背脂(tocino:脂が特に好きな人以外は必要なし) ひとかけ
*チョリソ(chorizo) 小1本(今回は直径4cm長さ13cm位のものを使った)
*人参 1本*キャベツ 3/4個位
*セロリ 1枝
*ひよこ豆1/4 kg(水煮缶1つが便利♪)
*じゃが芋 4個
*フィデオ(fideos:極細パスタ) 適量
さらに、 血入りソーセージ(morcilla)や鶏がらを入れてもよいみたい。
作り方
1.材料を切る
2.たっぷりの水を沸騰させて材料を放り込み、ひたすら煮混むだけ(3時間位?)。キャベツとじゃがいもは最後の1時間くらい煮込む。なお、いくつかのレシピではキャベツとチョリソ、morcillaは別鍋で煮込む(脂をとりすぎないため)と書いてあるので、面倒でなければ別鍋で煮込む方が良い。
3.食べ方は、スープ部分は茹でたフィデオと一緒にして飲み、残りの具の部分は全部一緒に皿に盛って食べる。かんたんであったまる!