海外食卓日記@スペイン -3ページ目

日食そっちのけで・・・

今日はスペイン・マドリッドで日食が見られた。

朝の9時半ごろから部分的に始まって、11時ごろに金環日食(リング状のやつ)になっていたのかな?

「かな?」というのは、私は見なかったので…。


本当はちょっと見たかったのだけれど、

ちょうど9時半ごろ、ピンポーンと玄関のチャイムが鳴って、1週間前にはるばるイギリスから頼んだベビーカーが届いてしまった!


もうすっかり有頂天になって、日食のことなんか忘れて組み立てて、家中を試乗(押してみるだけ)して楽しんで… 

クタクタになって一息ついたときは、12時半だった。


はっ。

日食の間中、私はベビーカーで遊んでいたのか…。


94年の金環日食をアメリカで見たとき、あたり全体が薄暗くなって、地面におちる木漏れ日の形まで日食の形にかわって、なんだか神秘的だった記憶がある。


そんな神秘的なことが外でおこっている間中、家の中でうひゃうひゃ喜んでいたバカ妊婦がここにいる…。

カステラに挑戦!

去年の今頃の日記に、「福砂屋のカステラを食べた」という記述があり、丁寧に福砂屋のシールまで貼ってあった。(こうもりのやつ)


それを見たら、カステラのおいしさを思い出して、

いちど思い出したらもう、食べたくて食べたくて仕方なくなってしまった。


インターネットで検索すると、"All about"で、炊飯器で作れるカステラ というのを発見。

早速トライ。


我が家の炊飯器↓は韓国からの留学生からもらったもの(スペインと韓国は、コンセントが一緒だから便利!)。「Cuckoo」クックー?という名前がおちゃめ。


カステラを作るには、強力粉が必要みたいだが、スペインの普通のスーパーでは強力粉と薄力粉の区別をした小麦粉はあまり見かけない。「パン用の小麦粉」といって売っているものには、すでにふくらし粉が入っていたりするし…。だけど最近、友人がエルコルテイングレス(デパート)で「強力粉」を見つけて教えてくれた。↓


早速買って、今回はこれを利用。


このカステラ、混ぜて、炊飯器に入れて炊くだけだから楽チン♪

…と思ったのだけど、「ハンドミキサー」を持っていない私は、「混ぜる」ところで脱落しそうに…。

疲れて死にそうになって、あまりよく泡立っていないまま、えーいと焼いてしまった。


すると今度はなぜか、炊飯器が4~5分で「炊き上がりました~」とスイッチを切ってしまう。

ふたを開けて覗いてみると、もちろんまだ全然焼けていないので、

「まだじゃん、たのむよ~。かちっ(スイッチを入れる音)」

…と再度スイッチを入れるのだけど、クックーは、

「いえ、もう炊けてます。がちっ(スイッチが切れる音)」

…の一点張り。


仕方ないので、スイッチを洗濯ばさみで止めて無理やり炊く。

10分位で香ばしい焦げたニオイが…。

あわててスイッチを切って開けると、底が3ミリほど真っ黒になったカステラが出来ていた。


でも上は大丈夫。

香りは、当たり前だけど、カステラ。嬉しくて、気を失いそうになる。


1晩おいてシットリさせてから食べると、味も、まあまあ。カステラではないけれど、上品な甘さの蒸しパンみたいなかんじだった。


自己採点では、60点位の出来だったかな…。(合格ラインに到達せず。)

とりあえずクックーとカステラの相性が悪いことは良く分かったので、今度は普通に、オーブンで焼くレシピで作ってみよう…。

「コーラス」

日本ではもうすぐ上映が終わるのかな?フランス映画「コーラス」。

スペインでは"Los chicos del coro"という題名で、とっくの昔に上映が終わっているので、時事ネタではないのだけれど・・・。

私はこれ、昨年の冬に観に行って、かなり好きだった。

で、先日たまたま、チョコレート屋さんでこの映画のサントラが流れていて、「音楽いい~!映画もまた観たい~!」と思った。


友達にチラリとこの話をしたら、サントラを持っているというので、早速貸してもらって聴いた。映画を観ているからかもしれないけど、やっぱりいいなぁ~と思う。 


映画のストーリーとしては、寄宿学校に新しくやってきた先生が、そこで寂しく暮らしていた男の子たちに歌をうたうことを教えて、まあ他にもいろいろあって、ちょっぴりしんみり、ココロが温まる系。(テキトウでごめん、でもストーリーだけ聞いてもたいした話じゃないので、とにかく観てほしい。)


子供たちがかわいい!

天才的歌声を先生に発掘される主人公役の男の子は、なぜかずばぬけた美少年なので、普通の俳優さんだと思っていたのだけど、実は本当に合唱団のソリストをやっている子だったとは知らなかった。


ボーイソプラノとか、昔はぜんっぜん良いと思わなかったけど、良いかもって思えるようになったのは、年をとったからか・・・? 


この映画、「男の子って純粋でかわいいなぁ~」と思えるので、男の子を産む予定の妊婦さんにオススメ…かも…?(それって自分。)


リンク→ 「コーラス」オフィシャルサイト


「コーラス」DVD アマゾンでは、今予約受付中で、12月に発売みたいだ。家族みんなで楽しめるように日本語版入りを買いたかったけど、12月まで待てない~!こっちで買って、英語でガマンかも…。

ごぶさた…

chiffon
池津権太さん のシフォンちゃんを描いてみました。本当はもっとキリっとした雰囲気の美女なんだけど、難しい…。

1週間ほど日本から友達が遊びに来ていて、出歩いてばかりいたため、ブログも随分さぼってしまった。


友達と観光スポットを歩き回るのはいつもとても楽しいものだが、今回はその友人たっての希望で、「ポップなお店」を探してChueca地区へ行ってみた。


Chueca地区は、主に若者とゲイの人たちが集まる地区で、一応流行の先端をいっているはずで、おしゃれなお店もまあまあ多い。日本に比べたら全然レベルが低いだろうけど…。買い物は別として、友人たちはChuecaという地区の雰囲気を楽しんでくれたみたいだったので良かった。


さて、友達も帰国してまたヒマになった私のところに、日本から荷物が届いた。

それも、ふたつも同時に!


荷物が届いたといっても、郵便屋さんが持って来てくれたわけではない。以前もちょっと書いたが、荷物を家まで届けてもらうためには月何ユーロか払って申し込まなければならず、うちはそのサービスを利用していないため、

「あなた宛の荷物が届いたので郵便局まで取りに来てね~。あ、家まで届けて欲しいなら○○ユーロで届けてあげるから電話してね~」

という通知の紙切れだけが届いたのだ。(過去の郵便局荷物ネタはこちら→「郵便配達事情」 )


近所にも郵便局があるのに、なぜか歩いて15分かかるほうの郵便局まで取りに行くはめに。


でも、小包が届くとものすごく嬉しいので、そんな手間ひまもへいっちゃら、でルンルンと取りに行った。


窓口で、通知の紙とDNI(英語でIDのこと)を差し出すと、窓口のセニョーラはじーっとDNIを見て、

「苗字が違うわね」

と言った。


ええっ?! と思って見ると、ひとつは私の旧姓で届いているのだった。

しかも差出人は私の親。し、しっかりしてくれよ~!


「それは私の結婚前の名前で…。ほら、日本だと結婚すると苗字がかわるので…。」と一生懸命説明してみる。スペインでは結婚しても苗字はかわらないからね・・・。


でも、セニョーラは「この名前のDNIがないと、小包をあげるのは難しいわ」と、首を振る。そんなぁ~。


今持っているDNIは、パスポートも含めて全て結婚後に作ったものだから、旧姓が載っているのなんかないのだということを説明する。雰囲気的には、そんなに疑がっているわけでもなさそうなので、これは形式上、ゴネてみてるだけだな、と直感。


「うちの親はもう年だから、私が結婚したことすら忘れちゃったみたい」と言ったら、笑ってもらえて、仕方ないというかんじで結局荷物はもらえた。ホッ…。


それにしても今回は、結婚して姓が変わってから、一番面倒な事態だった。

初めて、この決まりについて少し疑問を抱く。

日本国内における銀行口座の名義変更が面倒、というレベルじゃなくて、結婚前の自分と結婚後の自分が同一人物ではなくなってしまうということなのだから…。


(ま、今回のことは、そもそもは、娘の名前を間違える親がいけないのだけど。今度からは気をつけてね~お父さん。)


気になる荷物の中身は「赤ちゃん@スペイン」 にて公開中…。

Scottexトイレットペーパー

友人宅に行ったとき、トイレで犬の模様のトイレットペーパーを発見!

「なんてオシャレなんだ。トイレットペーパーまでこんなカワイイもの使うなんて」と感動。

どこか素敵な雑貨屋さんででも買ったのかな?

…と思っていたら、その後、それがごく普通のスーパーで売っているScottexのものであることを知った。


私は普段トイレットペーパーを選ぶ時は値段しか見ないからな~…。

でもここはひとつ、Scottexを買ってみよう!

というわけで、初めて、「一番安い」のではないトイレットペーパーを買った。

(注:決してScottexが高いわけではない。一番安くないだけ。)


パッケージもかわいい♪

犬の模様の拡大。これがいっぱい付いている。


犬のトイレットペーパーを眺めながら思うこと。

…普通のトイレットペーパーにもいろいろあるのだな~。

…世の人々は、普段からこんな紙を使って生活していたのだな~。

…こういう紙に出会うのも、ココロと財布の少しの余裕の問題なのかな~(笑)。


とりあえず、トイレのひとときに、和めていいかも…♪